LP企画・デザイン設計/応募時サンプル

NOKA stay 海外ゲスト向けランディングページ
+ 英語オウンドメディア 設計案

株式会社BFP / ユウスケ 2026年8月26日作成

CV:SPIRでのオンライン面談予約 1点CMS:Wix / Wix MultilingualM1〜M4 対応モバイルファーストご予算 上限40万円

0. 最初に ─ 正直に申し上げておきたいこと

Wixでの受託実績は、現時点でありません。
御社が選定のポイントに挙げられている3点のうち、「Wixでの実装実績」は私は満たしていません。ここを偽って書くと、契約後に必ず破綻します。実装をWixで行うこと自体は対応いたしますが、実績の有無で判断される場合は、この時点でお見送りいただいて構いません。

そのうえで応募したのは、本件の要件を読むと、難所がWixの操作ではなく「記事 → LP → 面談予約」の導線設計と、御社が自走できる記事テンプレートの作り方にあると考えたためです。私が価値を出せるのはそちらだと判断し、この資料はその部分だけで作りました。判断材料としてご覧ください。

本資料は、御社サイト(arinova-tokyo.com)とNOKA stayのリリース文を実際に読んだうえで、本件のためだけに書き起こしたものです。数値は仮置き(◯表記)にしており、ヒアリング後に差し替えます。

1. 拝見してわかったこと ─ 現状の整理

#現状本件に効いてくる論点
1現行サイトのブラウザタイトルが "ホーム | My Site" のままWixの初期値が残っています。検索・SNSシェア時にこの文字列が出ます。全ページのタイトル/説明文/OGP整備は、リニューアルの初日にやるべき作業です
2NOKA stay MIZUE は「一棟貸し切り」「3世帯対応」「元の住民の家」という明確なコンセプトを持つこれは宿泊施設としての強みです。一方で今回のLPは「長期滞在者の住まい探し・滞在サポート」というサービスの入口。同じ言葉で語ると混ざります(次章)
3CVはSPIRでのオンライン面談予約 1点のみ入口が1つなのは正しい設計です。ただし面談は心理的ハードルが高いため、LP内で「面談で何が起きるか」を先に見せないと予約されません
4会社設立2025年4月、MIZUE開業2025年11月実績数で戦えない段階です。「誰がやっているか」と「面談で何が得られるか」を前に出す構成が有効です
5将来的に中国語・韓国語を追加予定Wix Multilingual は言語ごとにページを複製する構造です。翻訳を後から足す前提でセクションを設計しないと、追加のたびに崩れます(第5章で対応)

2. 着手前に決めていただきたいこと ─ 本LPの主語

「外国人の長期滞在者向けの住まい探し・滞在サポート」と「NOKA stayという宿」は、読む人の状況が違います。1枚に混ぜると両方ぼやけるため、主語を決めさせてください。

A案|サービスが主語(推奨)

これから日本に来る/来たばかりで住まいを探している人
不安は「保証人がいない」「日本語の契約書が読めない」「短期でも長期でもない期間をどうするか」
→ NOKA stayは「到着直後に住める場所」として登場させる。面談は住まい探しの相談として予約される。

B案|NOKA stayが主語

日本での滞在先を探している旅行者・家族連れ
不安は「家族全員で泊まれるか」「駅から遠くないか」「本当に一棟貸しか」
→ 写真が主役になる。ただしこの層はAirbnb・Booking.comで探すため、自社LPからの面談予約にはつながりにくい。
私の推奨はA案です。理由は、CVが「オンライン面談」だからです。宿を探している人は面談を予約しません(その場で予約したい)。一方、住まいを探している長期滞在者は、人と話したがります。CV設計とターゲットが噛み合うのはA案です。NOKA stayはA案の中で「まずここに住んでみる」という具体的な受け皿として登場させます。

3. LPセクション構成案(全12ブロック)

英語原稿は御社からご支給いただく前提です。ここでは「どのブロックを、どの順番で、何文字くらいで置くか」を確定させています。原稿を書く方が迷わないよう、各ブロックの役割と想定分量を明記しました。

#ブロック役割(1つだけ)想定分量
1First View「自分向けのページだ」と3秒で判定させる見出し10語以内+補足30語
2Problems(共感)「保証人がいない」等の不安を3つ言語化する3項目×各20語
3What we doサービスの全体像を1枚の図で図+40語
4Benefits得られる状態を箇条で4つ4項目×各15語
5Who it's for自分ごと化。国籍・滞在期間・目的で3タイプ3項目×各25語
6How it works面談→内見→契約→入居の4ステップ4ステップ×各20語
7NOKA stay「到着直後の受け皿」として写真で見せる写真6枚+60語
8About us誰がやっているか。代表の顔と経歴顔写真+80語
9Voices / Cases信頼。実績が少ない段階は「想定ケース」で代替可2〜3件
10FAQ不安の最後の1つを潰す。ビザ・保証人・支払い6〜8問
11Book a call(CTA)SPIRへ。面談で何が起きるかを直前に書く50語+SPIR埋め込み
12Footer会社情報・言語切替・最下部CTA再掲
CTAは2種類までに絞ります。「Book a free 20-min call(SPIR)」と「Send a question(フォーム)」の2つだけです。デザインは全箇所で統一します。ボタンの種類を増やすほど、面談予約は減ります。特典(=面談で持ち帰れるもの)はCTAの直前・上に置きます。順番は特典が上、ボタンが下です。

4. ファーストビュー案 2パターン(英語コピーは仮案)

英語原稿は御社支給のため、以下は「この位置に、この長さで、この情報を置く」を示すための仮案です。実際の文言はご支給原稿に差し替えます。

案① 不安を先頭に置く(A案・推奨)検索・SNSから来た長期滞在検討者向け
Long-stay support in Tokyo
No guarantor.
No Japanese.
Still, a place to live.
We help foreign residents find a home in Tokyo — from your first night at NOKA stay to a lease you can actually read. Talk to a real person in English, for 20 minutes, for free.
What you get on the call: a written summary of your options, estimated monthly cost, and the documents you will need — sent to you afterwards.
Book a free 20-min callSee how it works
この案の狙い:海外から日本の住まいを探す人が最初に検索するのは、地名やサービス名ではなく「guarantor(保証人)」です。その単語を1行目に置いています。特典を割引ではなく「面談後に送る書面(選択肢・概算費用・必要書類)」にしているのは、ハードルが低く、かつ次の相談につながる特典だからです。
案② 場所と暮らしから入る(B案寄り)ブランド重視・写真主役の場合
A house in Tokyo, not a hotel room
Live in someone's
old house. Properly.
NOKA stay MIZUE is a whole house, 5 minutes from Mizue station. Three generations fit. Then, when you are ready, we help you find your own place nearby.
Free with your first stay: a 20-minute session on how renting works in Japan — in English.
Book a free 20-min callSee the house
この案の狙い:リリース文にある「かつてはもとの住民の家であり、現地のコアな生活や体験に触れられる場所」を英語に落としたものです。情緒に寄る分、面談予約率は案①より落ちる想定です。案①と案②でABテストする前提でご提案します。判断は数字で行います。

5. Wix Multilingual を前提としたセクション設計ルール

中国語・韓国語を後から追加されるとのことなので、その時点で崩れない作り方を最初から適用します。ここは実装前に決めておかないと、後戻りが大きくなる箇所です。

テキストを画像に焼き込まない

見出しやボタンを画像化すると、言語を追加するたびに画像を作り直すことになります。装飾は背景側だけに持たせ、文字はすべてテキスト要素にします。

1ブロック=1つの高さ可変コンテナにする

ドイツ語・中国語では文字数が大きく変わります。高さを固定したセクションは、言語を切り替えた瞬間に文字がはみ出します。

言語切替はヘッダー右上に固定し、フッターにも置く

Wixの言語メニューはモバイルでハンバーガーの中に隠れがちです。切替が見つからないと、そのまま離脱します。

SPIRの予約画面の言語を、切替と連動させる

LPが英語なのに予約画面が日本語だと、最後の1歩で落ちます。CVの直前なので、ここは実装時に必ず実機で確認します。

日付・通貨・電話番号の表記を先に決める

「¥120,000 / month」「JPY 120,000」「2026/09/01」「Sep 1, 2026」など。ガイドラインに1つだけ定めます。

6. 記事テンプレート設計(M3・M4)─ 御社が自力で追加できる状態にする

選定のポイントに挙げられていた「自走してメンテナンスできる状態」を、具体的に次の形で実現します。

記事詳細ページ テンプレート
ヘッダー(全ページ共通/言語切替)
タイトル + 更新日 + 読了目安担当者が入力するのはここだけ
アイキャッチ画像推奨サイズをガイドラインに明記
本文(見出し2・見出し3・段落・箇条・引用・画像の6種だけ)使える要素をあえて絞る。増やすと崩れます
記事中CTA(本文の途中に1回)「Book a free 20-min call」固定。差し替え不要
関連記事 3件自動表示。担当者の作業なし
記事末CTA(LPへ)これがM3の目的。記事→LPの導線
フッター

担当者にお渡しするもの

  • 記事追加マニュアル(画面キャプチャつき・A4で4枚程度)。新規作成→本文入力→公開までを、クリックする順番で書きます
  • 使ってよい装飾の一覧。見出し2・見出し3・段落・箇条書き・引用・画像の6種だけに限定します
  • アイキャッチ画像の推奨サイズと書き出し設定
  • 公開前チェックリスト(8項目)。タイトル・説明文・アイキャッチ・CTA・スマホ表示など

M4のサンプル記事1本は、このマニュアルを私ではなく御社の担当者様に実際に触っていただきながら公開する進め方を提案します。私が全部やって納品すると、2本目で止まります。

記事 → LP → 面談予約の導線について。記事から直接SPIRに飛ばすのは、私は勧めません。記事を読みに来た人はまだ検討段階で、いきなり面談は予約しません。記事末のCTAはLPに送り、LPで一度不安を潰してからSPIRに送る2段構えにします。記事中のCTA1本だけは、すぐ動きたい人のためにSPIR直行にします。

7. デザインガイドライン骨子(N1)

「和」を感じさせつつ、海外の方が読みやすい配色に寄せた案です。彩度を落とした藍と、土壁の色を軸にしています。

Ai / 藍#1F3A5F
見出し・ヘッダー
Tsuchi / 土#B4674A
CTA・アクセント
Suna / 砂#EFE7DA
背景・区切り
Washi / 紙#FBF8F3
ページ地色
Koke / 苔#5C6B4A
補助・成功表示
Sumi / 墨#1C1A17
本文

8. 進め方・スケジュール・お見積り

やること成果物
W0キックオフ(30分MTG)。主語(A案/B案)の決定、Wixアカウント権限の付与議事録・確定事項リスト
W1構成確定、サイト全体構造の設計(N2)、原稿の枠組みを御社へお渡しサイトマップ/原稿枠
W2〜W3デザインカンプ制作(PC・モバイル各1式・全セクション)M1/デザインガイドライン(N1)
W4Wix実装。多言語切替・SPIR連携の動作確認M2
W5記事テンプレート構築、追加マニュアル作成、担当者様と一緒にサンプル記事を公開M3・M4
W6実機チェック(PC/iOS/Android)、修正、引き渡し公開前チェック結果
項目内容
ご提案金額380,000円(上限40万円に対し、実機検証と予備日を確保したうえでの金額です)
含まれるものM1〜M4のすべて/N1デザインガイドライン/N2サイト全体構造設計/記事追加マニュアル/公開前チェック
含まれないもの記事の企画・執筆・編集、LP文言の作成、素材撮影、GA4の計測実装(すべて御社内製とのご記載どおり)、Wixの有料プラン費用・有料素材費
修正各工程2回まで。以降もご相談ください

9. 公開前に必ず通すチェック項目

  • PC・iOS Safari・Android Chrome の実機で全セクションを確認したか
  • 英語⇄日本語の切替後、レイアウトが崩れる箇所がないか(文字数差で高さが変わる箇所)
  • 言語切替ボタンがモバイルでも1タップで見つかるか
  • SPIRの予約画面が、切り替えた言語で開くか
  • 全ページにタイトル・説明文・OGPが入っているか("My Site" が残っていないか)
  • 記事テンプレートに、御社担当者様が新規記事を1本追加・公開できたか(実際にやっていただく)
  • フォームの入力項目が最小か(不要な必須項目を作らない)
  • CTAが2種類のみで、デザインが全箇所で統一されているか